質問・問題
Channel Profile(チャンネルプロファイル)には何を指定すればよいですか?
回答・解決方法
異なるリアルタイムシナリオに対して最適化されたアルゴリズムを適用するための設定として、Video/Voice SDK は 2 種類の Channel Profile を用意しています。各サービスの用途に合うものをご指定ください:
- Communication... スムーズさを優先します。1 対 1 またはグループでの音声通話やビデオ会議など、低遅延かつフリーズが少ないことが求められるシーンに適しています。
- Live-broadcasting... 品質を重視します。チャットルーム、少人数クラス、バーチャル講演、インタラクティブな映像ライブ配信など、音声・映像に対し高い品質が求められるシーンに適しています。
重要: 複数の SDK を利用している場合は、必ず同じものをご指定ください。それぞれの SDK に違うプロファイルを指定するとエラーになる可能性があります。
(例) Video、Cloud Recording SDK の2種類を使用している場合、Video SDK に Communication Profile を指定した場合は Cloud Recording SDK にも同じく Communication Profile を指定します。
2 種類の Channel Profile の違いについて
これら 2 種類の Channel Profile における主な違いは以下となります:
- User Role (ユーザーロール)
- デフォルトのオーディオルート (音声再生経路)
- デフォルトのビデオエンコーディングレート
User Role
各 Channel Profile において、デフォルトの User Role は以下となります:
- Communication... Host。この Channel Profile では Role を変更できません。
- Live-broadcasting... Audience。専用 API を使うことで Role の切り替え (Host ⇔ Audience) が可能です。
デフォルトのオーディオルート
Android および iOS では、選択する Channel Profile によってデフォルトのオーディオルートは以下のように決定されます:
- Communication... Voice SDK の場合、受話口・イヤホンなど。Video SDK の場合、スピーカーフォン
- Live-broadcasting... スピーカーフォン
デフォルトのビデオエンコーディングレート
同じ解像度とフレームレートで、ビデオエンコーディングビットレートのデフォルト値を比較した場合、Live-broadcasting では Communication の 2 倍分のビットレートが要求されます。